VBAプログラミングの基礎知識

VBAはプログラミングの知識がなくても利用することが出来ますが、プログラムを記述するために最低限知っておかなければならないことを知らずに前に進むことは出来ません。その「最低限知っておかなければならないこと。」は、まず「変数」の概念です。

変数の概念

「へんすう」と読みます。

例えば「5」と「10」の2つの数を足し算するには算数では「5+10」と書きます。 プログラムの中でも「5+10」と書いて実行すれば、10という答えが得られます。
このように定められた数(これを定数「じょうすう」と呼びます。)であれば、その値を直接記述することで十分ですが、2つの数が特定されておらず、任意の数に対応できるようにしなければプログラムを作る意味がありません。

そこで2つの値を入れる「箱」と計算結果を入れる「箱」の3つの「箱」を用意し、 各箱に「足す数」、「足される数」、「答え」という名前をつけておきます。
さらに、整数を入れるのか実数を入れるのか「箱の種類」を明確にしておきます。
理解し易いようにするために「足す数」をA、「足される数」をB、「答え」をCという名前にします。

「A」の箱の中身と「B」の箱の中身を足した結果を「C」の箱に入れるようにして、「C」の箱の中身を見るようなプログラムを組めば、入力した任意の2つの数を足し算するプログラムになります。

これをプログラムでは

C=A+B

と記述します。

数学ではA+B=Cと書きますがプログラムではC=が前になります。

プログラムの「=」は数学でいうところの「イコール」ではありません。A+Bの結果をCに代入すると読み、=を代入演算子と言います。

このA,B,Cなどを変数といいます。

この「箱の名前」を変数名、「箱の種類」を変数の型といい、これらを決めることを「変数の宣言」といいます。

VBAでは「変数の宣言」を

Dim 変数名 As 変数の型

と記述します。

VBAの変数の型(抜粋)
データ型指定方式範囲等
整数型Integer-32,768〜32,767まで
実数型Double倍精度不動小数点数
日付型Date西暦年月日と時刻
文字列型String約2Gバイトまでの文字列
ブール型BooleanTrue(真)か False(虚)


重要事項

VBAでは明確に変数を宣言しなくても、VBAで決められているキーワード以外の文字列があり、そこに値が代入されるとその文字列を変数とみなす便利さもあります。
この場合は自動的にバリアント型の変数になります。バリアント型の変数とはどんなタイプのデータにも対応できる便利な型ですが、メモリを消費し実行効率も悪くなります。

VBAのコードのつもりで書いた文字が一字違いであったためにバリアント型の変数として認識されてしまったり、思わぬ挙動を引き起こすこともありますので必ず変数の宣言をするようにして下さい。

「変数の宣言を強制する(R)」にチェックをしたことを覚えていますか。



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