納沙布岬
最果ての根室の町は
誰一人知る人もなく
風だけがただ穏やかに
旅ゆくわれの頬に優しく
納沙布の岬に立ちて
遥かなる島を眺むる
風だけがただ爽やかに
旅ゆくわれの肩を震わす
島影は霧に包まれ
打ち寄せる波見えるのみ
風だけがただ吹き荒れて
旅ゆくわれの胸に響かん